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学生記者の感想

▼担当学生記者
有山佳美(20歳:取材時)

▼取材日
2002/6/8(土)

▼取材時間
12:00~

▼取材地
カフェ@自由が丘

▼取材の雰囲気
金杉さんは笑顔がとても素敵で、お話上手な方でした。次から次へと色々なお話を聞かせていただいて、時間があっという間に過ぎてしまいました。本当に自分のOnlyOneを生きていて、きらきら輝いているという印象を受ける方でした。

夢は世界中の人と笑うことだった
担当学生記者: 有山佳美(20歳:取材時)
まさしく「きらきらしている」という言葉がぴったりな方で、お話をうかがってとても素敵な生き方をされていると感じました。 世界中の人と笑うことが、金杉さんの高校生時代の夢だったそうです。
私たちの中で、高校生時代に夢を聞かれて、こんなことが言える人ってどれくらいいるでしょうか?みんなきっと、「え・・・」とつまってしまったり、「医者になりたい」などと職業をあてはめたりすると思います。そう考えるとこれってすごいことですよね。ここから自分のやりたいこと、できることを探すことはすごく大切だと思います。
このようにして自分のやりたいこと、できることを決める過程において、金杉さんは「自分にしかできないこと以外は排除だ!」 と考えたそうです。同時にものすごい努力もされました。すごく心に響きました。
自分もこんな生き方をしたいと思いつつも、そうしたいという思いが出ていないし、努力できていないと改めて知らされた気がします。
また、教師は生徒の中でいかに存在を消すかが大切だとおっしゃっていました。
これはきっと、「そこにいない」という存在の消し方ではなく、「自分は教師である」というオーラを排除して、いかに生徒と一緒になれるかという意味なのではないかとお話を聞いていて思いました。金杉さんはまさにそんな方です。
それから、金杉さんは自分を知ってそれを表現させるという授業を行っているのですが、自己表現は痛みを伴うことであるから、そのケアをすることも自分の大切な仕事であるとおっしゃっていました。
私は自分を表現することが苦手です。
キャリナビでもいつももどかしく思っています。それはきっと苦手なのではなくて、その痛みを怖がっているだけなのかも知れないと感じました。
私は教職課程をとっていながら、さらさら教師になる気なんてありませんでしたが、お話を聞いている間、教師っていいかも知れないなあとしみじみ感じてしまいました。
また、「みんなに好かれる先生になりたい」と小学校の卒業アルバムに書いていた自分を思い出し、きっとそれは金杉さんのような先生だったのだろうと思いました。
私にとってすごく素敵な出会いとなりました。

生まれ変わったら蟻かもしれない
同行学生記者: 安徳普至(21歳:取材時)
「ファシリテーター」とは「促進する人」という意味のようです。はっきりとした定義はないようですが、金杉さんに関して言えば、「生徒の良いところを引き出して、それを伸ばすのを助ける」という感じでした。
倫理の授業では、生徒に自分を表現する場を与えて、自分のアイデンティティーを確認させることを行うそうです。
ある生徒はビデオを作ったり、ある生徒は太鼓をたたいたりと、その表現方法は色々のようです。
そんな授業を認めてしまうのは、やっぱりSFCの付属という感じです。やはり公立だとなかなか難しいのではないでしょうか。
金杉さん自身は、とても感情表現が豊かで生き生きとしていて、話すことで元気をもらえた気がします。「先生」というよりは、生徒と一緒に喜んだり、泣いたり、悩んだりするお姉さんという感じでした。
自分がぼーっとしているふりをわざとして、生徒が話かけやすいような工夫もしているそうです。
改めて思うのは、「ファシリテーター」という仕事の難しさです。
ファシリテーターには軸が必要で、あまりに生徒に感情移入しすぎてもだめでしょう。
その軸を作るためには、その人自身の様々な人生経験も必要でしょう。
同時に、その人の方向性を決める職業なのだから、とても責任の重い仕事だと思います。これは教育全般にいえることですが、「自分だったらその責任の重さに耐えられるのだろうか」、と思いました。

私じゃなきゃできないこと
同行学生記者: 林香予子(22歳:取材時)
金杉さんは人を楽しませることが好きという性格プラス、ふだん高校生と接していらっしゃるからか、めちゃくちゃお話が上手かつ面白くて、本当に楽しい取材となりました。
金杉さんの高校生のときの夢は、「世界中の人と笑う」ことでした。(私も小学校のころ、世界中の人と友達になることが目標だったのでとても共感しました!)でも大学1,2年生の時に具体的にどうやってこれから生きていくのかに悩み、図書館で本を読んで考え続け、そして2年経った後、本に答えはない、私じゃなきゃできないことは私の中にあるんだと思ったそうです。そして自分にしかできないことを考えたとき、人を楽しませるのが好き、大勢の人を盛り上げるのが好き、(自分がすごく悩んだ経験から)自分がまだ確立していなくて感情が不安定な思春期の悩む時に一緒にいたい、という思いから「先生になりたい!」と走り出しました。 「生徒一人一人が、それぞれに圧倒的なキラキラ感を持つ時があるんです。みんな(生徒)が一番キラキラしているときを見ておきたい。」こう語る金杉さんはとっても生き生きしていて、本当に生徒と時間を過ごすことが好きなんだなあと感じました。取材時の金杉さんは学生である私達の目線でお話してくださり、もし金杉さんが私の先生でも、身構えることなく自分のままでいられるだろうなと思いました。金杉さんがやっていらっしゃることは金杉さんにしかできないことです。そしてきっと、高校生という非常に不安定な時期に、自分のすべてを表現するという体験をした生徒達は、その自信がその後の人生の支えになっているんだろうな、と思います。すばらしい先生です。
自分のすべてを表現する場所というのは非常に大切だと感じます。それは部活かもしれないし、趣味かもしれない。これまでの学校生活を振り返ってみると、私が一番影響を受けた先生は、小学校の時の担任で、いつも「何かを一生懸命やれ」と言い続けていたアツイ先生でした。その時クラスのみんなが生き生きしていたのを覚えています。また、出し切った自分達を先生が受け止めてくれる、認めてくれる、という信頼関係もありました。最近キャリナビの活動を通して、しばらく忘れていた“発揮する”という感覚を思い出してきました。この感覚を大切にしていこうと思います。そのことに気づかせてくださったキャリナビに、改めてとても感謝しています。

時代に合わせるのではなく、自分はどういうことで幸せか、楽しいか
同行学生記者: 井上彩(27歳:取材時)
第一印象は、こんなかわいらしい人が先生なの???でした。
取材を進めていくうちに、とても親しみやすく、年上ということを感じさせないから、生徒たちも自分の胸の内を話してしまうんだろうということを強く感じました。
生徒のことやご自分の学生時代のことを楽しくお話されて、お話にグイグイ引き込まれていきました。「これからは、これが重要になる時代だからとそれに合わせようとすれば、時代が変わるたびに自分を変えていかなくてはならない。そうではなくて、いつの時代も変わらない自分はどういうことをしていれば、幸せなのかを知ることが重要だ」とおっしゃっていました。私は、自分の仕事に対して「楽しい」と言えることがオンリーワンな人のキーワードだと考えているので、ここでもやはりと思いました。また、信頼関係という言葉が何度も出てきて、「信頼関係が大事だから、強要はしない」とおっしゃっていました。信頼関係は、どんな人間関係においても非常に重要だと思います。
私自身も人間関係において、自分の意見を相手に押しつけないことを心がけていますが、今回の取材でその重要性を再認識しました。

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