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記: 国内で教師、校長先生やNGOの活動をされ、海外も飛び回っていて、本当にお忙しそうですがご自分の時間はどのようにして取られているのですか? 廣戸さん: 私は不思議な人間で、どんなに多忙な時でも祈りの時間はもちろん、自分の時間が取れるのです。いらない事に神経を使わないでいられるのです。また、私は自分の長所という物をよく理解しています。ですから、自分の強み・弱みをよく理解した上で行動しています。そうすると、もちろん最善は尽くしますが自分の苦手な分野はそこを得意とした人に任せてしまいます。何でも独りでやろうとしません。まずは自分を知るという事が本当に大切だと思います。 記: どのようにしてご自身のタレントを理解されたのですか? 廣戸さん: 私の場合は出来事の中で少しずつ理解していきました。大きな挫折や困難も大切なヒントを教えてくれるものです。また、昔のカトリックではご法度でしたが、カード占いが得意な友達に見てもらった事もありました。カードから出る答えを絶対化してしまうとそれに振り回されてしまうけれど、一つのヒントとしては面白いと思います。また心理学の研究書等も読み、ある程度科学的に証明されたものを参考にした事もあります。余談ですが、今まで勉強してきた心理学の集大成として、ついこの間70歳にしてカウンセリングの資格を取りました。 記: 今後の夢を教えて下さい。
廣戸さん: 私は以前、沖縄で学校を始めたいなと思っていました。また、フィリピンに帰って貧しい人々と共に生活したいという夢もあります。しかし一番の夢は、老後を東京の山谷で暮らすことです。山谷には修道院もあります。多くのホームレスや貧しい労働者が集まる場所が山谷にはあるので、そこでその人達と共に生活して、そこから何かが生まれる事を夢見ています。 記: 青少年へのメッセージをお願いします。 廣戸さん: 自分の中に、その人にしか出来ない事があるはずです。それは神様が必ず一人一人にお与えになっています。その自分にしか出来ないことを早く見つけて、それを人の為に使って下さい。日本は不景気だというけれど、世界を見渡せばまだまだです。もっと多くの困難に立ち向かって生きている人がいて、今日も生死の境を必死に彷徨っている人がいます。そういう人達の事をもっと知って下さい。もっと世界に目を向けて下さい。そして「自分たちが何かをしよう。」と最初に声を上げられる人になって欲しいです。私はよく生徒に、"いい時にはその喜びを人のために使い、苦しい時にはそれを他の人と共感できる人になりなさい"と言っています。そうすると自分の中の惨めな気持ちからもっと早く抜け出だして、前向きになれると思います。今、若い人達は少しずついい方に変わってきたと思います。このままじゃいけないと気付き、自分たちの新しい道を探している気がします。本当に日本も若者もまだまだ捨てたものじゃないと思います。 |