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▼担当学生記者
小林真之(22歳:取材時)
▼取材日
2003/6/24(火)
▼取材時間
15:00~17:00
▼取材地
大西さんの事務所@北青山
▼取材の雰囲気
大西さんは、とても危険なレースをしているといったことなど想像もつかないような、優しい雰囲気をもった人でした。でもその言葉一つ一つから、その裏にある熱い情熱が伝わって来ました。
今回が私は初めての取材担当でしたので、初めの10分ぐらいは緊張気味でした。ですが、だんだん緊張もほぐれ楽しく取材ができました。
大西さんからプロドライバーを目指す若者に対して「レース界で本当に成功したいと思うならば自分に逃げ道を作らないということ」というメッセージを頂きました。どこの世界でも本当に上を目指していこうと考えたならば、こいういった自分を追い込むことは必要なのだと思いました。でもそういった状況で生きることが本当に一日を大切に出来る生き方だと思いますし、それでいてワクワクしていられたらば最高だと思いました。
私が高校や大学でサッカーをしていた時は自分の気持ちをできる限り高め、練習や試合をするといったことを考えていました。そういった時、自分に危機感をもたせるのは重要なことでした。でも最近はそのようなことを忘れがちな生活を送っていました。逃げ道を作らない生き方は本当に本当に勇気が必要であり、大変だと思います。でも逃げ道を作らない状況に自分を喜んで置きたいと、自分から思える世界があり、そこで勝負できたら、生き甲斐のある人生を送ることができると思いました。
大西さんは「焦って夢を持とうとするのではなく、好きなことを素直にやればいい」「大学卒業までに見つからなくても、純粋な気持ちでいればいい」とおっしゃっていました。この言葉は私の心をとても温かくしてくれました。
将来のこと、お金のこと、周りの人達のこと、いろんなことを考えすぎて自分の好きなことをとことん100%やるということは、なかなかできないことです。だけど大西さんは「レースをしたい!!」という熱い想いから、広告会社を一年間で辞めて、レーサーを目指す道を選びました。そして、そんな想いに立ちはだかる壁さえも、ステップアップするための道具のような感覚で、壁が来ると「自分は今成長しているんだ」と考えるそうです。むしろ壁が来ると安心するとさえおっしゃっていました。
また、私が一番驚いたことは、大西さんが自分がレースに出る時の気持ちを「ワクワクしたものであり、小学校の時の徒競走前のドキドキ感と全く同じ」とおっしゃったことです。一回のレースでだいたい5~6回生死の選択があるとおっしゃっていたにもかかわらず、まるで子供が無邪気に遊びをしているような感覚で自分の仕事を語る大西さんは、まるで少年のようでした。
この言葉は大西さんが好きな言葉の一つで、今の私に一番響いた言葉でした。「今日できることは今日のうちにやり、完全燃焼して一日一日を過ごす。そうしたら死ぬ時には後悔のない人生になるはずなので、そんな人生を送りたい」とおっしゃっていました。そして「大西さんに今までに後悔したことはないですか」とお伺いしたところ、「一度もない」とおっしゃっていました。それは大西さんが「車が好きだ」という気持ちに素直に従いながら生きてきたから言える、力強い言葉でもありました。
また、大西さんから「少しでも自分にプラスになるような小さな選択を繰り返していくうちに、気が付けば大きな目標はすぐそばに近づいている」といったお話を伺いました。将来のことばかり考えてしまい、今現在の選択をおろそかにしている自分に常日頃言い聞かせていきたい言葉です。自分の人生を変えたいと思っている人は、劇的な環境変化とかを求めがちですが、案外日々の選択一つ一つによって、自分でも気がつかないうちに、人生は変わっているのかもしれないと思いました。