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学生記者の感想

▼担当学生記者
吉岡さくら(20歳:取材時)

▼取材日
2003/10/9(木)

▼取材時間
14:00~15:30

▼取材地
石橋さんのお店@蔵前

▼取材の雰囲気
東京の下町、蔵前は昔からオモチャの卸屋さんが多い町です。石橋象牙店も昔から同じ場所に店を構えてきました。取材はお店の中で行ったのですが、とても落ち着いた時間の中で進んでいき、石橋さんの一つ一つの言葉がとても意味深く聞こえました。お店は象牙で埋め尽くされるということはなく、加工する前の1.5mほどの象牙が飾ってあったり、象牙の製品が棚の中にきれいに飾ってあるという感じですっきりしていました。

象牙に惚れてる
担当学生記者: 吉岡さくら(20歳:取材時)
象牙職人の道に強い思い入れがあって入ったわけではない石橋さんが50年後発した言葉が、「象牙に惚れてる」。なんだか心が熱くなりました。象牙職人でやっていくんだと決めたときからの努力はきっと言葉では言い表せないくらいのものだと思います。当時は、教えてくれる人がいなく、自分から学んでいったそうです。辛い時だってあったはずなのに、嫌になるどころか、いつしか象牙に惚れていた。本当に努力してきた人だからこそ思えることなのだと思います。やると決めたらとことん追求する。信念がとてもつよい方なのだと思いました。自分の仕事に惚れているなんてホントにかっこいいと思いました!

教えてくれる人はいつもいなかった
同行学生記者: 花房吾早子(19歳:取材時)

アイススケートも、レーサーも、そして象牙職人を始めたときも、教えてくれる人は誰もいなかった。このお話から私が思ったことは、「教えてもらうからできるんじゃない、自分でやるからできるんだ」ということです。一方的に人から教えられたことを実践する、ということを繰り返していると、ついつい人から教えてもらう癖がついてしまいます。ですが、やりたいこと・成し遂げたいことが見つかった時、それをどこで誰に助けてもらうかはそんなに重要ではないのだと思いました。むしろ、場所や人という環境は、それを実現するための手段なのだと思います。何よりも必要なのは、「自分がやるんだ」という気持ちと、夢を叶えるためのノウハウを自分で学びとっていく姿勢、自分で試行錯誤し自分で発見していく過程なのだと思いました。

本当に自分のやりたいことを形にするには、自分自身が苦労を積み重ねなければ、そのための力はつかないと思いました。

箸の持ち方ひとつで見る人が見れば分かってしまう
同行学生記者: 佐藤尚子(21歳:取材時)
石橋さんの手は象牙を持ち、削るために厚くなっています。 これってどんな言葉よりもその人の積み重ねの重みを語っていると思います。見る人が見ればどこが太いかで何の職人さんか分かるそうです。水泳選手の水かきや競輪選手の腿の筋肉がその良い例ですが、箸の持ち方も同じです。言葉では表せないその人の全てが日常の些細な箇所にも表れるのです。言葉では言い表せない努力の証や、本当にやった人だけが有する積み重ねの証は本物だと思いました。

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