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▼担当学生記者
花房吾早子(19歳:取材時)
▼取材日
2003/11/7(金)
▼取材時間
13:00~15:30
▼取材地
東京証券取引所@茅場町
▼取材の雰囲気
川原さんはとっても明るく気さくな方で、ムードメーカー的な雰囲気をもっていました。時にジョークを飛ばしたり、おもしろい言葉を使ってみたり、川原さんと一緒にいる間、私たちはとにかく笑っていた気がします。お会いしたその瞬間から、「あっ、この人には心を開ける!楽しい取材になる!」と直感的に思えたその感覚が、取材中ずっと続いていました。
「新しいことを始める」と思うと、だれでも不安感や恐怖感を抱いてしまうものです。だって、今まで自分が経験したことのないこと、知らなかったことに触れるわけですから、怖くて当たり前です。それと同じように、新しいことに対してはだれでも初心者であるのも当たり前なこと。
不安感に押しつぶされて前へ進まないのはもったいない。少なくとも「やりたい」という気持ちをもったことから始まったはず。ならば、「最初は出来なくて当たり前なんだ」ということをしっかり受け入れて、やりながらひとつひとつ出来るようになっていけばいい。そうすれば、いつのまにか出来るようになっているかもしれない。
この感覚、今の私が少しずつもち始めているものだなって思います。ただし、「できるできる」と思い込むことも不安を乗り越えるひとつの方法だし、「今は出来ないけど、いずれできるようになる」と今の自分と将来の自分を信じるのもひとつの方法。不安の乗り越え方、もしくは不安を感じないようにする方法というのは、人によってそれぞれなのだと思います。
でもそこに共通しているのは、「やりたい」という気持ちです。その気持ちがなければ、いくら「こんな考え方があるよ」と教えられても、結局は不安から逃れる思考へ転換する努力をしないのではないでしょうか。
川原さんの根本にお仕事への熱意があるからこそ、 「最初はだれでも初心者なんだから」と素直に思えるのだと思いました。
川原さんは経済学部にすすまれたのですが、仕事をする上で、そのように学生時代に学んだ学問が必要なのは、入り口までの段階で、重要なのは、好奇心だと言われていました。常に変化のある仕事に携われているので、アンテナを毎日張っている事が求 められているのです。
実際、東京証券取引所では経済学部を卒業された方に限らず、理系、文系と隔たりなく活躍しているそうです。必ずしも、分厚い専門書を読破したから、それでいいというわけでもないようです。
やりたい事が見つからない、好きな事がわからないという若者に対して、「いろいろ周りを見てみなよ。」とおっしゃっていました。そういう所は、毎日アンテナを張りめぐらせながら、仕事をしている人らしいコメントだなと思いました。
私は「会社に入る」ということに疑問を感じていました。会社に入ってしまったら、自分がやりたいかどうかという意志とは関係なしに、その会社が目指していることを強制的にやらなければならないような感覚をもっていました。でも、川原さんは「会社で働く」という行為に対し、デメリットは感じられていないそうです。会社でやっている事業をおもしろい!と感じ、惚れこんだら、自分も仕事もおもしろく感じられるそうです。会社のやりたいことの目標を達成することが、自分のやりたいことの近道になっているそうです。
川原さんのお話を聞いていると、川原さんがお仕事を楽しんでいるということが言葉の奥からひしひしと伝わってきました。自分が経済の一端を担っているという誇りのようなものを感じました。川原さんにとっては、東証で仕事をしていることが、「経済を動かす」という自分自身のやりたいことにそのままつながってるのだと思いました。
私が今まで「会社に入る」ということに対して、与えられた仕事を義務的にやらなければいけない、というイメージをもっていましたが、川原さんのお話を聞いて、自分のやりたいことと会社のやりたいことがマッチしていれば、「やりたいことをやる」のは変わらないんだと感じました。会社が目指していることと、自分が目指していることがつながっている川原さんのお仕事はとても素敵だなと感じました。受け身で会社に入るのではなくて、自分のやりたいことを達成するために会社に入る。何をするにおいても、「何のために」それをするのか、という目的を考えることが大切だと思いました。