インターネットのお仕事人辞典 トップページ > インターネットのお仕事人辞典(R) > ナビゲーター:甲斐さやかさん[映像作家]> 学生記者の感想
学生記者の感想

▼担当学生記者
吉岡さくら(21歳:取材時)

▼取材日
2003/12/2(火)

▼取材時間
19:00~22:00

▼取材地
甲斐さんのご自宅

▼取材の雰囲気
取材は甲斐さんのご自宅(マンション)で行われました。間接照明を利かせた雰囲気のあるお部屋で、心地よい音楽が流れる中での取材でした。取材中は、甲斐さんが担当されたミュージックビデオのアーティストの音楽を聞かせていただいたり、ファッションショーのビデオを見させていただいたりもしました。

遠回りだけど正しい道
担当学生記者: 吉岡さくら(21歳:取材時)

甲斐さんは人とのつながりを本当に大切にされてる方でした。甲斐さんの表現したいもの。それは、「日常で感じていること」とおっしゃっていました。だれもが感じているささいな疑問や感動、大切な何かを、自分の中だけにとどめず、自分のフィルターをかけて発信しているんです。そのフィルターを通して、見る人が何かを感じ取ってもらえたらとおっしゃっていました。私たちは普段感じていることをさらっと流してしまいがちですが、実はそういうことって人間の本質として大切な部分であって、大きな意味を持つものなのではないかと思います。だから甲斐さんの作品に多くの人が共感し、感動するんだなと感じました。

甲斐さんは今までに何度も挫折してきたそうなのですが、その時は辛かったり後悔したり無駄だったのかもと思っていても、後々になると、今まで自分がやっていたことは一つも無駄じゃなく何らかの形でつながってくる。だから遠回りだったかもしれないけど、それは決して無駄な時間ではなく必要なことだったとおっしゃっていました。それを聞いて私は「はっ」としました。私は大学二年までクラシックバレエを習っていましたが、バレエばかりに目を向けていたため他のいろいろなことに貪欲になることができず、その結果、とても狭い視野になっている自分がいました。しかも辞めたときには、これだけ長くバレエをやってきたのに趣味で終わってしまい、何が残るのだろうかと考えました。ですが、甲斐さんの言葉でもっと前向きに考えられるようになりました。もともと貪欲ではない私が、視野が狭いということに気づき、外へ向かって動き出したのもバレエを長く続けてきたからこそであり、動いた結果、キャリナビと出会い、刺激を受ける仲間やナビゲーター、そして甲斐さんと出会うことができた。偶然なのかもしれないけど、すべてがどこかでつながっていて必然なのかもしれないと思うと、バレエを長く続けてきたことは無駄じゃなかったし、これから先、もっと意味を持ってくるのではないかと思いました。なぜなら、やっぱりバレエが大好きだし、将来直接的な仕事として関われなくてもこの想いが消えない限り、また「偶然的な必然性」によって素敵な出会いや出来事につながっていく気がするからです。甲斐さんの生き方を聞いてそれを強く感じました。

人間関係は綱引き
同行学生記者: 秦由梨加(22歳:取材時)

甲斐さんが今取り組んでいる加藤氏の撮影について伺ったときの言葉です。甲斐さんは撮影を始める前に「何があっても絶対に手は離さない」と彼に約束をしたそうです。ドキュメンタリーを作るには被写体となる人との信頼関係が不可欠だし、関わるからにはその人と一緒に生きるつもりで人生をかけて関わる。そう語る甲斐さんの真剣な目や表情から、甲斐さんの思いや加藤氏との真の絆の堅さが伝わってきました。

常日頃、忙しさにかまけ、自分自身中心に考え、人間関係を怠ってはいないか?自分に問掛けてみると反省するところがたくさんあります。人との出会いはエネルギーもいるし、相手に誤解なく理解してもらうために自分を十分伝えなければならない。それは時に辛いこともある。けれど、億劫がらずに様々な人に出会っていけば、真に素晴らしい人と出会えるだろうし、またその出会いに感動したり考えさせられたりすることで、自分の人生をより豊かにすることができるんだと感じました。甲斐さんとのこの出会いに感謝したいです。

人との関係は綱引き
同行学生記者: 橋本靖子(21歳:取材時)

この言葉は、「絶対に綱を離さないという信頼感を共有すること」、「強く引っ張ったのに相手に離されたらと思うこと」ということを意味していました。とても、人の気持ちを考えられる方なんだと思います。

私は、自分が綱を持っているかどうか相手にとってわかりにくい行動をしがちな気がしました。さっきまで持っていたようだけど今は他の方向を見ているからどうだかわからない。引っ張ったのになかなか引っ張り返してくれない。いろいろな綱に手を伸ばしているから一つをじっくり引っ張り合えない。そういう自分を意識すると、相手はどう思うのかということがやっと考えられるようになりました。けっこう失礼なことをしていたと思います。絶対に綱を離さないと言っていた甲斐さんがとてもすごいし、そういう相手がいる人はいいなと思います。私は、そこにある綱を持つのか、そして持ち続けられるのかということをきちんと意識する必要があるように思います。「他に惑わされず自分の幸せな道を見つける」これも甲斐さんの言葉でした。とても深いことをたくさん考えられる取材でした。

人間関係は綱引き
同行学生記者: 飯田薫(19歳:取材時)

取材はもちろん、取材までの過程を通しても、偶然や必然、 そういうものを感じる取材でした。それは今まで後一歩でつかめそうでつかめずにいたことで、今回少しつかめたような気がしました。

私は未だ見ぬ世界に出会いたい、良い出会いをしたい、という思いを持っていました。でもどうすればまだ見ぬ世界に行けるのか、どうすればいい出会いができるのかがわかりませんでした。けれど、甲斐さんとのお話を通して少しわかった気がします。出会いを引き寄せるものは何か。それは「自分を開いていること」です。他の言葉で言うなら、素の自分であること、正直さ、自然であること、ありのままの自分を世界に対して開いていることです。自分の中のわだかまりや恥などよりも、自分が望むことに素直であること。そしてそういう自分であることは、出会いだけでなく、あらゆる面で(深い繋がり、信頼、魅力、偶然、運命)自然なことであるのではないか。そして、幸せに向かうのではないか、という風に思いました。

『人間関係は綱引き』という言葉は甲斐さんの人間関係に対する姿勢が表れた言葉なのだと思いました。「私は絶対に手を離さない、ずっと手をつないでいく」ともおっしゃっていました。力加減の重要さ、等しい力を返すということ、絶対に手を離さないことから生まれる信頼関係。いろんなことを含んだ、うまい表現だと思いました。同じように、「映画と自分の関係も綱引きだ」とおっしゃっていました。また「教育からやり直さないと文化って根付かない」ともおっしゃっていました。私が絵と教育に興味がある、と言ったときに返してくださった言葉です。とても心に残った言葉でした。この先そこに自分の視点が立つことがあるかもしれません。まだ、自分の中で位置の定まりきらない言葉ですが、心に留めておこうと思います。

 

人に出会って『良いな』と直感で感じた人に例え関わり方が下手でも関わっていく
同行学生記者: 角本大輔(22歳:取材時)
この言葉をお聞きして、前向きな気持ちになれました。バイト先や大学、もちろんキャリナビにも「この人、良いな」と直感で思う人がいます。でも、そんな人たちと上手く付き合えていませんでした。彼らを目の前にすると、緊張したり、緊張はしていないけど話す言葉が思い浮かばなかったりしていました。それに、「口下手だから会話を続けられなくて相手を退屈させるだろう」と消極的に考え、関わる事を避けていました。でもこの言葉をお聞きして、「何でも良いからとにかく自分らしく接してみよう」と思うようになりました。相手を退屈させてしまっても、それが今の自分だから仕方がない。当たって砕けろ、日々修行だと、そう思います。今、彼らを目の前にするとやや辛いですが、会話が楽しいです。少しずつ少しずつ、彼らとの距離を近づけて行きたいです。

インタビューの感想
記事を読んだら、感想を送ろう!!(ぜひ、お聞かせください)
学生記者の感想

もっと調べる
甲斐さやかさんの本があるか調べる

他のナビゲーターを探す
フリーワードで探す
全ナビゲーター一覧
もっと詳しく探す

キャリナビ・インタビュー本

購入する
出版への思いを読む

購入する
代表の前書きを読む

キャリナビ・心に響いた
オンリーワン・ワード集

購入する
詳しく見る