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学生記者の感想

▼担当学生記者
宮崎真理(20歳:取材時)

▼取材日
2004/1/6(火)

▼取材時間
10:00~12:30

▼取材地
ナビゲーターさんのご自宅@茅ヶ崎

▼取材の雰囲気
14階建てマンションの最上階のお部屋でした。眺めは最高でした!私達のことを奥様と暖かく迎えてくださいました。

200人がたった1つのボールを追いかけていた
担当学生記者: 宮崎真理(20歳:取材時)

三村さんが高校時代、サッカー部には部員が200人もいたそうです。最初は部員ではなく、200人が1つのボロボロになったボールを 必死になってボールを追いかけている姿を横で見ていて、自分もやってみたくなってサッカー部に入ったそうです。

ボールを触れればその日はラッキー!

それくらいボールを奪うことは大変でした。そんな中で闘争心は培われていったのだと話しておられました。それに比べ、現在の子ども達(サッカーを習っている子ども達)はボールは当たり前に触れるものだと思っている。パス練習でコーチからいいパスをもらって…それが当たり前になっているから闘争心が足りないのだとおっしゃっていました。

環境が整っていればサッカーがうまくなれるのかと言うとそうではない。これはサッカーに限ったことではないように感じます。戦時中、戦後、大人はもちろん、子どももみんな生きていくことに必死だったと思います。今の日本で、必死に生きている子どもはどれだけいるのでしょうか。豊かになってゆとりができればできるほど、一生懸命生きる、そういうことを忘れてしまう気がします。必死さを忘れてはいけない、受け継いでいかなければいけないと思いました。。

「200人がたった1つのボールを追いかけていた」

この言葉は、自分の心の中にずっと置いておきたい、忘れたくない言葉だったのでオンリーワンワードに選びました。

プロとしてやる
同行学生記者: 川瀬康弘(24歳:取材時)

三村さんは、海上自衛隊マーカスというアマチュアチームのコーチをされています。その選手たちにプロであって欲しいとおっしゃっていました。

ここでの、プロでいう意味(意識)はアマチュアチームであるけれどサッカーということ、そして自衛隊としての仕事を、両方に全力でやり切る、やり抜くことと言ってました。

これを聞いて、考えているうち、僕は全力というものを出し切ったことがないと痛感しました。いつも何かやることに対して、自分に甘く、中途半端なところで自己満足で終わっていました。だから達成感もないし、自信も得られない。ただ後で、不完全燃焼な気持ちが残るだけ。

けれど、もしそこで自分がやると決断したことや、行動、考えに対して、真剣にいつもこれでいいのか?精一杯なのか?と常に問い続けていたら、結果はそんな風にはならなかったと思います。これからは、一度止まって自分に問うてから、自己満足なだけで終わったものでないものを出していきたいです。

ボールがさわれるだけでラッキー、これが原点。
同行学生記者: 多田秀彰(20歳:取材時)

三村さんがおっしゃるには、当時サッカーをやるにも200人の子供がいる中にボールがひとつだけあって、それをみんなでとりあうという状況だったそうです。

最初この言葉を僕は「時代が違うんだなぁ」ぐらいにしか考えていませんでした。その後、取材の最後に三村さんが「今の若者は心が弱い」とおっしゃったのですが、この言葉自体は聞き飽きた程いろんなところで言われていることなのに、三村さんが言うと妙に説得力があって、既に頭の中で化石化していたこの言葉ともう一度向き合わなければいけないという気にさせられてしまいました。それはたぶん、三村さんの話を聞いて、この人は本当に心が強い人だというのが感覚的にでも感じられたからだと思います。

三村さんの言葉をもう一度振り返って、結局心の強さを育てるのに必要なものってなんだろうと考えたとき、「ボールがさわれるだけでラッキー、これが原点。」という言葉にたどり着きました。自分の身になかなか起こらないからこそ、それが起きたときの一瞬のきらめきが大切なものになり、それを求めて必死になる。そうしてその必死さが育っていって心の強さに変わっていくのかなぁと思いました。現代はものや情報があふれていて、やろうと思ったらいろいろなことができると思います。でもそれが裏目にでて、今までの僕は中途半端にいろいろなものに手をだしてしまい、なかなかひとつのことに必死になることができずにふらふらと流されている状態でした。人々の価値観が混沌としている現在において、これだけ多くのものごとから「これっ!」といえるものを見つけるのはなかなか難しいと思います。ただ受身では流されて生きていってしまうのは確かです。だからこそ、中途半端に手を出すのではなく、するにもやめるにも積極的に、自分の明確な意思と、それを裏付ける感覚で動いていくことが大事なのだと思いました。

ひとつのボールを200人で追いかけていた
同行学生記者: 山室佑介(21歳:取材時)

みんなもこの言葉を揚げていましたが、僕にとってもこれはかなり心に残った言葉です。今ではそんなことは考えられないですよね。今は物にあふれ、なんでも受動的になってしまっているように感じます。サッカーに限らずなんでも、自分のやりたいことを叶えるのもそう、いまの話で言えば、絶対さわってやろうっていうような、自分からなにがなんでも得ようとする貪欲さはすごく大事なんだと思いました。弱気にならず自分も行動していこうと思います。

「できあがっている中に入るのでは満足できないのかもね」

この言葉も非常に印象に残っています。最初は小さいものを大きくしていくのを楽しんでいるっていうか、常に挑戦していたいというような三村さんの生き方みたいなものを感じました。安定した所を求めずに日々挑戦していく、すばらしいことだと思います。僕もそんな生き方をしていきたいです。

「最大の敵は最大の友達」

これは三村さんがサッカー協会会長の岡野さんのことを表した言葉です。三村さんと岡野さんは学生時代常にライバルだったそうです。それが代表でいっしょになりそれ以来ずっと親友としてつきあっているそうです。とてもいい言葉だと思いました。

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