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学生記者の感想

▼担当学生記者
菅森朝子(20歳:取材時)

▼取材日
2004/6/16(水)

▼取材時間
14:00~15:40

▼取材地
大阪大学

▼取材の雰囲気
鷲田さんの勤務先である大阪大学の本部の応接室で取材させていただきました。鷲田さんは東京から来た私たちを温かく迎え入れてくださいました。ベージュのジャケットに個性的な茶色のネクタイがきまっていて、とても素敵でした。お話し中の笑顔が印象的でした。

偶然に身をひらいておく
担当学生記者: 菅森朝子(20歳:取材時)

鷲田さんは、偶然や出会いにいつも身をひらいておくことが大切だとおっしゃいました。何より、一番の偶然は「人との出会い」であるだそうです。

これを聞いて、確かにそうだなと思いました。 私もこれまでを振り返ってきて、色々な人に出会って ずいぶんたくさんの影響を受けてきました。 今の自分があるのは、その人たちがいたからです。 いま、自分の周りにいる人たちの存在はとても当たり前だけど これだってものすごい確率で出会ったんです。 当たり前と思わずに、出会いを大切にしていきたいと思いました。 また、これからもいろんな出会いがあると思います。 出会えたことを大事にして、相互にいい影響を与えられる関係を 築いていきたいです。

鷲田さんは、いろんな人に会えて、どんな人とでも対等に話せるから こんなにいい仕事はない!と言い切っていました。 そう言い切れてしまうのって、かっこいいなとおもいました。 私も「こんないい仕事はない!」と言い切れる働き方ができたら と思います。

偶然に身を開く
同行学生記者: 赤松弘子(19歳:取材時)

鷲田さんは人との出会いで良い方向へ向かっていっているなぁと思いました。自らいろいろな人に会いに行っていて、「人と会うのが好き」とおっしゃっていました。

私のオンリーワンワードは「偶然に身を開く」です。頭のなかで考えて計画することは大事だけれどその通りになるとは限らない。誰かとの出会いは偶然のものです。人はもちろん、本など偶然の出会いって何でもあるからそれらを楽しみ、大切にしながら、私も良い方向へと進んでいけたらなぁと思いました。

偶然に身を開いて生きる
同行学生記者: 雨谷康子(22歳:取材時)

人生は一本道なのではなく、偶然の出会いによってそれまでとは違う道に進みだしてしまう。

私は今まで夢や目標に向かって頑張る、という生き方をしてきませんでした。そんな生き方中途半端でかっこ悪い、夢を持ってそれに向かってまっすぐ進む生き方がかっこいい生き方だ!と、いつの間にか思い込んでいました。だから明確な夢をみつけたい、という焦りが強かったのです。でも、キャリナビで色んな方のお話を聞くうちに私の考え方はなんか違うな、、、と思い始めていました。私が夢を追いかける生き方を思い描く時、人生をあまりにまっすぐなものとイメージしていたような気がします。無駄のない、回り道のない人生を思い描いていたような、、、鷲田さんが、若者が将来を考える時「偶然」を考えていない、と指摘された通りに。「偶然」を忘れていると、人生は自分の思ったように、決めたように生きられる、というような傲慢な、自己中心的な考え方に陥いるのかも、と思います。

鷲田さんのこの言葉を聞けてよかった、と思います。キャリナビで出会った方の多くも、偶然の出会いや流れに乗ってしなやかに生きていました。そのしなやかさがかっこいい。流されるんじゃなく、流れに乗っていく、というか。あんまり肩肘張らず、決め付けず、柔軟に生きたいと思います。

偶然が必然になる
同行学生記者: 池上紗代(21歳:取材時)

人との出会いについてこの言葉をおっしゃっていたのですが、 私はこの言葉を聞いてから、色々なことを考えました。

今までの人生において当然のように出会ったと思っていた人たちでも、実はすべて偶然だったのかもしれないと思うととても おもしろいです。自分が少しでも選択を違えていれば、知りあえていなかった人もたくさんいたと思います。でもそれは当たり前のことなのかもしれません。出会いはすべて偶然で、自分大きな影響を与えてくれた人との出会いは後になって必然と思えるのかもしれない。そう考えると人生って不思議だなあと思います。これからは偶然も大切にしようと思いました。

人生は断続
同行学生記者: 太田美穂(21歳:取材時)

私は、自分の将来に一貫性を持たせたいと考えていました。 ひとつの夢に向かって、突き進んでいくことが理想でした。 鷲田さんの言葉は、理想を崩すものだったので、心に引っかかっていて 理解するのに時間がかかりました。でもいま、自分なりの解釈が出来ました。

私の知っている大人の人生をなぞってみると、 確かに一本の線では書き得ません。 例えば、就職して結婚して子供が生まれて仕事を辞め、 夫に先立たれ、再婚してまた子供を持った人。 夢を持って大学に行ったけれど、夢を諦めて就職。 その後親の面倒をいるためにUターンした人。 学生結婚した人。などなど。 人生にはたいてい転機があるものですね。 特に、自分や身近な人の病気や死は予期も選択も出来ません。 家庭をもったら余計、いろんな区切りが出てくるのだろうと想像できます。

私は、中学時代から夢を持っていて、そのために大学にはいりました。 しかし、なぜかその夢が消えてしまい、途方に暮れた大学生活でした。 なぜ消えてしまったのか分からないまま、 就職に気持ちが向かない原因になっていました。 中学から一本の線で描いていた道が、見えなくなって、 その先に道がつながっているのか、別の道があるのか判断がつかずに 立ち止まっていたのです。 まだ、諦めて別の道にすすむこと、つまり企業に就職することに 納得しきれていません。でも、「人生は断続」。見切りをつけることも 必要だとかんじています。「思っていたものと違うようになるほうが多く、 より深いものになる」という鷲田さんの言葉が本当であってほしいと思います。

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