受賞等 |
最新のメディア掲載履歴
お陰様で★活動10年目★since1999
|
私たちが作っています |
キャリナビについて |
アクセス |
サイトマップ |
お問合せ |
|
▼担当学生記者
菊池佐絵(19歳:取材時)
▼取材日
2004/7/26(月)
▼取材時間
14:00~16:00
▼取材地
社会医学技術学院
▼取材の雰囲気
取材には、石井さんが教員をなさっている専門学校の一室を使わせていただきました。終始自然体だった石井さんのおかげで、私たちも緊張することなくゆったりとしたペースでお話を伺うことができました。お仕事について2時間たっぷり聞かせていただいて、改めて石井さんが作業療法士という仕事に誇りを持っていらっしゃることを十分に感じることができました。
これは、同行メンバーの一人の方からの「やりたいことがみつからない時はどうしたらいいですか?」という質問に対する石井さんの答です。テレビや本やインターネットなどのメディアで知識を得ることは大切なことだけれど、本当に自分が興味を持ったことなら自分の目や手や足を精一杯動かして実際に体験してみれば、必ず何かを得られるということだそうです。私は小さいころから失敗をひどく嫌うところがあります。失敗すると自分が嫌いになってしまうと無意識のうちに感じていたのだと思います。だから、習慣になっている思考回路をたどるばかりで、あまり自分のやり方を変えよう=チャレンジしようとは思いませんでした。それでも生きていけると思っていたのですが、キャリナビに来てそれって実はもったいないよなぁ…と思うようになりました。
私は将来、子どもが自分を表現する、その手伝いのようなことができたらいいと思っています。ですから、作業療法士という仕事は自分にぴったりではないかという風に考えてきました。けれども、私はこれまで障害者の人と携わる機会がなかったので、障害を抱えたお子さんに普通に接する自信もないし、そういうお子さんを持つ親御さんを受けとめるだけの心の器が私にあるかというと正直不安があります。ですから、今度は実際に「動いて」、バイトやボランティア等で障害者の方と接したり、作業療法に携わったりしながら、自分の将来を考えていこうかなと思っています。
私は、優柔不断で人の意見を聞いては迷い、決断ができなくなってしまいがちです。そこで私は「どうしてそのように突き進むことができるのですか」と聞いてみました。すると「自分でこれはできるという確信があることに飛び込むようにしている」という答えが返ってきました。とても自分を信じていらっしゃるんだなあと感じました。自分を信じることはなかなか難しいけれど、とても大事だと思います。何をやるにしても「できないんじゃないか」と思い始めると飛び込めなくなりがちです。周りから見てどうかではなく、自分自身が「できる、やってみせる」という気持ちで取り組むことが大切なのかなと思いました。
石井さんは「いやなことをやって身につくことはあまりない。楽しくやろうとして身につくのではないか」と仰っていました。これは障害がある・ないに関わらず、すべての人に当てはまると思います。もちろん、できなくてつらいことをできるように努力していくことも、時には必要だと思います。でも、そういうやり方ばかりでは主体的に取り組むことは難しいのではないでしょうか。頑張ること・できるようになること自体が目的になってしまって楽しくない・・・こういう状態はやはりつらいです。楽しいから積極的に取り組むし、続けられることってたくさんあると思います。だから楽しく何かに取り組めるように工夫することが必要なのだと改めて感じました。また、私は取材前まで「障害を持った子ども達と接する中で、逆に『障害のある子・ない子』というように分けて考えてしまうことはないのだろうか」と思っていました。でも、石井さんにお話を伺っていて、そのように考えていらっしゃるとはまったく感じませんでした。石井さんは「子ども達と楽しく遊べたときが一番楽しい」と仰っていて、本当に子どものことを大切に考えていらっしゃるということが伝わってきました。先ほど挙げたOnly One Wordも「障害を持った子だから」という視点ではなく、すべての子ども達に対してそのように考えていらっしゃるのではないかと思います。そのような石井さんの姿が、とても素敵だなあと感じました。人と接する時に、「あの人はこうだから」という枠の中で見てしまうのではなく、「自分がどのような関わり方をするのが、その人にとって良いのか」ということを大切になさっているのだと思います。
私はまず、どうやっても自分の話を聞いてほしいと思ってしまいます。本当に自分勝手なことですが、相手(特に親しい場合)に分かってもらえなければ、「なんで?!」と苛ついてしまうことすらあります。でも何故ここで自分のことは振り返らないのだろうと、改めて我ながら不思議に思ってしまいました。相手の気持ちとか心理とか、その場の空気とか状況とか、全く考えていない訳では決してないのですが、自分が話したい気持ちがいっぱいで夢中だと、それに気付かずにいることが多いのだろうと思います。
確かに自分が話すこと、相手に伝えたいと感じることはとても重要なことだし忘れてはいけないことです。でもそれが出来るのは、相手がいてこそだということも同時に忘れてはいけないことだと思うのです。 その大切な相手に耳を傾けていこうと思わなければ意味がない。自分と相手の言いたいことと違うなと感じた時、自分の意見を否定された時、どのような感情を抱くか。今までの私が考えがちだった「なんで分かってくれないの?!」ではなくて、「どうすれば接点が得られるのかな」という方向に持っていくようにすればいいのではないかな、と思いました。相手は自分ではないのだから、当然ながら違う人間です。同じ気持ちや感情を、同じ時間に共有している時なんて本当にわずかしかないと言っても過言ではないでしょう。分かり合えるのが当たり前、自分の言いたいことを分かって等と考えていると先には進めないと思います。 その場の状況を読みながら、相手の話を聞くこと。それからお互いの関係が始められるのだということを改めて気付かされた気がします。親しくなってしまうと、なかなか感じないですよね。自然と上手いバランスが保たれている時もあれば、そうでない時もある。相手の伝えたいこと、発しているものを聞くことは、日常生活はもちろん、石井さんのように直接人と接するお仕事をなさっている場合には、とても大切になってくるのだと思います。そして、非常に今後の自分のためになったと感じました。