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学生記者の感想

▼担当学生記者
辻瑞恵(19歳:取材時)

▼取材日
2009/2/27(金)

▼取材時間
11:15〜12:45

▼取材地
ホテルグランドアーク半蔵門

▼取材の雰囲気
取材当日は、午後から国立劇場での抽選があるとのことで、隣のホテルのロビーでお話を伺いました。伝統に携わる厳格な人をイメージしていたので、和服を召されて笑顔で迎えてくれた六綾さんのまとう雰囲気に、初めての担当取材でとても緊張していた私も落ち着いて取材することが出来ました。

まともに、正直に、真剣に
担当学生記者: 辻瑞恵(19歳:取材時)

端的に自分の感情を表すと、期待外れと、それを上回る新たな価値観との出会い、でした。私が六綾さんをナビゲーターに決めた理由は、日本における古き良きものの価値や武士道のような考え方、日本人の変容を問いたいというものでした。けれど想像していた答えとは裏腹のものが全て返ってきて、良い意味で期待を裏切られました。三味線という日本の伝統音楽に携わっている方、というとどうしても固い人を想像してしまいがちですが、18回もの引越を経験していることもあり、そのようなイメージもまったく覆してくれました。行った土地土地での良いところを柔軟に吸収してグローバルな視点を持っている、と言った印象でした。日本人にありがちな言葉を曖昧にするなどはなく、好きなこともそうでないこともはっきりと自身でわかっているし言葉にして表現することにためらいがない。孫よりも自分を慕ってくれる生徒の方が可愛いということをさらりとおっしゃってしまうところに驚かされました。そして本当に「人」が好きなんだなと思いました。

学生にはボランティアで、お弟子さんにもお金を惜しむ様子もなく自分がしたいという気持ちに正直に生きてらっしゃいました。考えが前向きで明るく、今を楽しんでいらっしゃいました。「エイジレスという言葉が嫌い」年をとってもその年代年代での生き方,楽しみ方がちゃんとある。「病は気から」ではないですが,きっとその若い考えがお体も元気で健康に保っているんだろうなと感じられました。

「まともに、正直に、真剣に生きていれば、絶対にそれを見つけてくれる人はいるし、最後には勝つ」とても力強く励みになる言葉をいただきました。人は、人に支えられて生きています。自分も周りの人に支えられて生きているし、自分も誰かを支えて生きている。だけど、どうしようもなく不安になると、自分と周りは切り離されているという感覚に襲われて、なんのために頑張っているのか、何のために生きているのかわからなくなるときがあります。そんなときに思い出したいな、と思いました。「まともに、正直に、真剣に」自分が頑張ることを諦めなければ、どんな形であれ結果は出るし、それが例え浮かばれないものであってもそれを見ていてくれる人はいる。そんな勇気をいただきました。

貴重なお話をありがとうございました。

もう5時になっちゃった
同行学生記者: 中屋美穂(19歳:取材時)

私は、三味線や長唄の知識がほとんどありませんでした。 そのため六綾先生にお会いするまで、今日はどんなお話を伺えるのだろうとあまり想像がつきませんでした。 待ち合わせ場所のホテルのロビーにお着物を着ていらっしゃる六綾先生を見た時、「想像していた通りの方だな。」というのが最初の印象です。 しかし、お話を伺ううちに印象は全く変わってきました。 三味線とは仕切りの高いものというイメージがあり、実際はそうなんだと思います。 三味線だけでなく日本伝統のものは、やってみたい・習ってみたいと思っても、レッスン料が高かったり、道具が高かったりで中々学生ができないのが現状だと思います。 でも六綾先生は、仕切りをできるだけ低くなるようにレッスン料もリーズナブルに行っていると伺い、とても素敵な事だなと思いました。

私のオンリーワンワードである、「もう5時になっちゃった」は、六綾先生が銀行に勤めていらっしゃった時の話をして頂いた時の言葉です。 「せっかく仕事をするんだから、『まだ5時(退社時間)にならない』と思うのではなく、『もう5時になっちゃった』って思いたいじゃない。」とおっしゃっていたのがとても印象に残りました。 私は今就職活動中で、いろいろな会社を見ています。 その時に、仕事の内容ではなく自分が楽しめるどうかが重要なのではないだろうかと思っていました。 どんなに大変で辛い仕事でも、自分が楽しいと思いながらできる仕事がしたい。 そのため、六綾先生が「もう5時になっちゃった」っておっしゃった時に、やっぱり重要なことなんだな、と再確認ができました。 六綾先生の取材をさせていただき、結婚子供についても考えさせていただきました。「キャリアにはリミットがないけれど、子供を産むのにはリミットがあるんだよ。」とおっしゃっていたことが、すごくずっしり響きました。 人生設計ってすごく難しいけど、とても大切なことなんだろうなと思いました。

また六綾先生のお話を伺いたいなと思いました。 とても貴重なお話ありがとうございました。

今の若者も昔の若者もかわらない
同行学生記者: 鈴木康弘(20歳:取材時)

インターナショナルジャパニーズウーマンという感じでした。 そして僕らと共通点をいっぱい持っている素敵な方でした。 自分は「三味線をやっている」と聞くとどうしても、こういう人なのかな、と勝手にイメージしてしまいます。 保守的なのかなぁ・・・。洋食嫌いなのかなぁ・・・。 僕らは所属している組織や団体、そして趣味の色に染まっていくこともよくあることです。 染まってしまうことで見えなくなってしまうことや出来なくなってしまうこともあると思います。

しかし六綾先生は、文字にしてしまうと素っ気ないのですが、 日本の伝統文化という視点や切り口と、海外に滞在していたという経験は六綾先生らしさや知恵に現れていると思います。 自分も自分ならではの視点と経験を身につけたいと思いました。僕らみたいな大学生とふれあってくれる大人が増えるといいなぁと思ってしまう、素敵な方でした。 どうもありがとうございました!!

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