▼担当学生記者
安部総一(17歳:取材時)
▼取材日
2001/3/23(金)
▼取材時間
13:30~
▼取材地
国際証券オフィスにて
▼取材の雰囲気
人生は人とのふれあいの中で出来る
担当学生記者:
安部総一(17歳:取材時)
今回、初めて担当記者を務めて至らない所だらけでしたが、大野さんの取材で担当記者を勤められてよかったという満足感ヒトシオの取材となりました。社会の動きをいち早く察知する証券会社で社長を勤められた大野さんはとにかく社会の求めている人材や国際社会に中における日本の立場や、外国の若者との比較など、証券の事にとどまらない質問内容を膨らませて興味あるお話を聞けまんぷく・まんぷくという感じでした。取材中に一貫しておっしゃった事は、"人とのコミュニケーションの大切さ”でした。
大野さんは、入社後外交(外回り)から始めた方なのですが、家に訪問しても冷たくあしらわれたり、当時デッドマーチャント(死の商人)と呼ばれた証券業界は人々の嫌われ者でした。その中で、日々外交をしていくうちにプライドも誇りも打ち砕かれ惨めになった時に会社の常務の人にこんなメッセージをプレゼントされたそうです。“人生は知己を尋ねる旅路なり”大野さんは、この言葉から自分が今惨めに感じている外交はまさに人生を反映しているような仕事だと感じたそうです。これを転機とし積極的に客と会うようにし毎年4000~5000もの年賀状を出すようにしたそうです。このような経験から、大野さんはある自分の哲学を見出だしました。“困ったときは、人に会う”ただし注意する事は、自分よりも弱い人間に会ってはいけない、強い人に会ってそのパワーをもうと言う事です。自分よりも輝いている人に会って、自分の悩みや将来を切り開くと言う意味では、まさにキャリナビでやっている事と同じですね!
人との触れ合い、そして国際社会の動きに精通している方へならではの質問として、“これからの社会に出る自分達に求められている、学生時代につけるべき能力とは?”と質問したところ「時代の波に惑わされず、一本貫く目標や信念を持つこと。」とおっしゃいました。「そうすれば、必ず夢はかなうんだけど・・その夢を持たないんだよね、日本の若者は・・」とも言われてしまいました。現在、中国では巨大な人口の中で若者のパワーが炸裂すべく、猛勉強をし世界中にちらばって大学で学び、親孝行から金儲け、会社の設立などの目標に一心に向かっているそうです。“今までの途上国のイメージは過去のもので、中国の若者はもうすぐ(もう既に)日本の若者を意識やパワーの面で追い抜こうとしています。君達、日本は大丈夫か?”と言われた時は、学校やクラス、全国模試の中での競争なんて狭い世界の事で、本当のライバルはもっと広い所にいるような気がして、焦りを感じる一面もありました。皆さんは、自分を振りかえってどう感じますか?
最後に、キャリナビに参加している人を始め、全てのワコウドに対するメッセージとして「若者とは?」についてコメントをして頂きました。“若いと言う事は、おしゃれをし(身だしなみがきちんとしている事)、好奇心(問題意識を持って何かに着手する事)、そしてユーモアと行動力があることの三点の象徴です。何を目指しているのか、何に対して勉強しているのか良く考えてください” ということでした。皆さんは、若人ですか?
スキルよりもコミニュケーションが重要
同行学生記者:
降旗靖幸(16歳:取材時)
今回の取材でお会いした大野さんは非常に寛大な方で社長としてでけではなく、人としても素晴らしい方でした。コミニュケーションを非常に大事にされていて、名前を一回で覚えるのはもちろんのこと1つ1つの質問に対してたいへん熱心に答えてくださり、周囲との関係が希薄になってきているこの世の中でそういった人柄は、僕にとってたいへん尊敬させられるものでした。国際証券では社長と社員との距離が短というのも納得しました。「よい市場は消えない」という言葉は、なるほどと感心してしまいました。大野さんは、証券が成長するのを感じて証券会社に入社したです。しかし、途中7年間近く苦しみ何度か辞めようと考えたそうですが、今は大野さんが感じた通りに証券は重要なものへとなっています。未来をみるそういった視点はホントすごいです!自分もそういった能力を徐々にでも身に付けていきたいですね。大野さんは少年時代に戦争を体験しており、上の二つ「コミニュケーション」「未来を見る視点」というのはそういったところからきているような気がしました。大野さん自身「子供のときは将来のことを考えることはなかった」と話されており、そこからハングリー精神みたいなものができていったように感じました。そんな大野さんと自分を比較すると、まだまだ自分の小ささを感じざるえませんでした。しかし、そういったことから自分がどういう状態にあるかはっきりと見えてきて、これからのどういう風に生活していけばよいのか、かすかに見え始めてきた気がします。
人と合う経験が輪になるし、いろいろ教えてもらえるよ
同行学生記者:
太田広己(17歳:取材時)
大野さんの考え方で人に、人との出会いに付き合いに、重点をおかれていて、ここですはっとしました。今まで僕がおろそかにしていたものです。取材中に見事に人から得たすばらしいところをたくさん見せつけてもらって、大野さんは一つ僕のつまらないところを崩してくださいました。ワンツーをパン、パンとくらった感じです。
ひとつ上げますと、最初名乗った時大野さんはその場でさっと紙に名前をメモし、取材中名前を呼んで話しをしてくださいました。まず間違いなく僕と大野さんの距離はあの場だけのものなんですよね、平尾さんや紹介者の方ならわかりますが学生風情に対する対応の丁寧さ、かるく感動しました。それはスタイルの持ち方なんだけど吸収する姿勢というものに僕は差を感じました。 とにかくちいさく、あっ、あっとたくさん気づかされた取材でした。こんな感じもありだと思います、ありがたかったです。
皆さんにお伝えしたいのが「若さとは」という言葉です。これも大野さんが人との付き合いから得た(京都の和尚さんから)のですが、「若さとはお洒落であること、好奇心があること、ユーモアであること、行動力があること」だそうです。そして大野さんは若くありたいそうです。皆さんはどうおもわれますか?とにかく皆さんに伝えます伝えました。
市場は死なない ~People's Capitalisum~
同行学生記者:
平尾ゆかり(25歳:取材時)
今回の取材は、私にとっては”全く知らない・興味の無かった分野”で働く方でしたが、敢えて、自分の視野を広げたいと思い取材引率しました。大野さんは62歳。久々に、「大物」に会った、という感じでしたね。器が違うというか。自分が62歳になったとき、あんな言葉を言える人間になりたい、と思いましたね。株式市場は、まさに資本主義の現れなのだけれど、People's Capitalisum、つまり、市民が持っている資産を集め、市民の活動へと動かす場。だから、証券会社は本当は市民の見方なのだよ、と。へええ、と関心していたら、「でも、ここまで悪いイメージを持たせてしまったのは、、、僕達のせいでもあるだよね(笑)」と、言っていました。
大学卒業後、そのまま証券業界に入り30年近くの間に、3回辞める、と思ったことがあるとか。でも、辞めずに続けた理由がこの「市場は死なない」という視点。絶対にこの仕事はなくならないから、と。1929年のNY大暴落が起こっても、市場は死ななかった、と。(でも、それって裏を返せば資本主義は死なないってこと・・・? ま、、それはおい といて。)だから、ここまで来たら、つぶれる瞬間まで見届けたい=市場がなくなる瞬間を見てみたい、と。
小学1年生のときに終戦を経験し、食べ物が全く手元にない時代から(小学校に行く前に自分で海へ行き魚を釣って、それをお弁当に入れてもらった!)高度経済成長時代を作り、這い上がってきたものすごいパワー。まさに、全く「ゼロ」から何かを生み出す力、ですよね。この世代の人たちは、そういう経験をしているから強いんだな、と感じました。私もゼロから生み出す力を、今のうちにしっかり付けて、どんな状況に置かれても強く生きていけるような人になりたいなぁ、と感じています。