ファクタリングの平均利用額
ファクタリングを検討中だけれども「うちみたいな少額債権でも取り合ってもらえるのだろうか…」と不安視している方は少なくありません。
他人は関係ないとは言え、大凡の利用金額帯を知っておけばファクタリング会社との手数料交渉で有利に働くケースもあるので知っておいて損はありません。
このページでは私が扱ってきた案件をベースに"平均利用額"を求めてみました。
ファクタリング買取額割合

100万円未満 | 23% |
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100万円以上200万円未満 | 33% |
200万円以上300万円未満 | 19% |
300万円以上500万円未満 | 12% |
500万円以上1,000万円未満 | 9% |
1,000万円以上 | 4% |
いかがでしょうか?
実は約9割の利用者は500万円未満の買取であり、半数以上が〜200万円のレンジに該当します。
多くのファクタリング会社が「最大1億円買取可能!」のような過度な高額対応アピールをしていることも、初めて利用する少額利用者を敬遠させてしまう要因と言えるでしょう。
中には最低買取金額を定めたり、審査に年商フィルタを設ける会社もあります。
しかし、前述した利用者層を加味すれば、本来ファクタリングを必要としているユーザーを弾き出すことになり、需要に逆行した行為と言えるのです。
これら事実を踏まえ、当サイトでは「100万円以下の少額債権買取」や「個人事業主」に対応したファクタリング会社を優先的に紹介しています。
平均利用額は200万円代
ずばり平均利用額は
247.5万円
※稀に1,000万円以上の超高額案件があるが、平均値を押し上げてしまうため算出条件から除外。
恐らく、利用を検討している方の多くが納得感のある金額帯ではないでしょうか?
数千万円・数億円の需要は全体の1%以下であり、眼の前の運転資金や支払い・返済に困りファクタリングを選択する方がほとんどなのです。
法人・個人事業の割合は?
利用額のついでに個人事業主の利用割合も紹介します。

全体の約3割は個人事業主による利用であり、その金額は100万円以下が過半数を締めます。昨今、個人事業主に対応したファクタリング会社が増えてきているのもこうした背景を加味してのことでしょう。
ファクタリングは銀行審査と異なり、利用者本人よりも「売掛先企業の信頼性」と「債権の実在性」を重視する傾向があります。
個人事業主だからと気負いする必要はありませんし、万が一ファクタリング会社側から"個人事業主という理由"だけで高額な手数料を提示されたら、その会社との付き合いは考えた方が良いでしょう。
300万円以上は強気に交渉

ファクタリング実務では300万円を超える案件は「高額案件」として扱っていました。
各ファクタリング会社で基準は異なるでしょうが、冒頭で説明した利用額割合を考えても300万円を一つの基準と見て間違いありません。
もし300万円超のファクタリングを考えているなら、2社間取引で10%代前半まで手数料交渉できる可能性があります。
また多少の手間はかかりますが、最低2社以上の見積りを取ることが重要で、「A社は◯%だったが、もっと安くできるか?」と相見積を実施することを強く推奨します。
ファクタリング会社としても高額案件は喉から手が出るほど欲しい案件です。
1%変われば3万円ものコストダウンに繋がります、少しでも割安な資金調達を実現するために強気で交渉していただけたらと思います。