悪徳会社の正体は闇金?
全てではありませんが、闇金業者が本業を追いやられて悪徳ファクタリング会社として運営しているものもあります。
闇金業は融資行為になるため金融庁の許可を得ていない時点で貸金業法に抵触しますが、債権売買行為のファクタリングは当事者間が納得すれば基本的に上限金利(手数料)はありません。

しかも、数万円程度の個人にチマチマ貸付けるより一発の規模が大きい中小企業をターゲットにした方が効率良いことに気がついてしまったのです。
表向きは若い女性モデルを採用した爽やかなホームページで集客しているため、一見闇金融とは分かりません。
スタッフの対応もこちらが下手に出ている間は穏やかで、中には法外な手数料や内訳不明な保証金・手付料を払わされているのに騙されていることに気がついていない人もいるくらいです。
そのため、少しでも不安を感じたらまず疑いの目を持ち、セルフチェックしてみてください。
チェックポイントは悪徳ファクタリング会社の特徴で詳しく紹介しているのでご一読ください。
融資提案に注意
さて、法外な費用だとしても一通りのファクタリング契約が完了したとしましょう。
しかし、闇金業者もせっかく見つけたカモを前に簡単に引き下がるようなことはありません。
ここぞとばかりに次の提案をしてきます。
うちは融資も行っている。
既に信用もあるから初回から無審査で貸せる。
即日まとまった現金を用意できる。
ファクタリングで前倒しした資金が底を突くころに、まるで救いの手を差し伸べるかのように飴をチラつかせてくるのです。
この提案に乗ってくれば彼らの思う壺。
常軌を逸した超高額金利による搾取が始まります。
10日で1割の利息トイチというのは有名な話ですが、実際の闇金融は平気でトゴ・トジュウを設定してきます。
仮にトイチで借りればその年利は360%… 50万円を借りたら1年後には30倍の1,500万円。
闇金融はどれだけ資金繰りが厳しくても絶対に手を出してはいけません。
反社に敏感な大手企業

闇金融問題は金銭的な損失だけでは済みません。
法外な利息にも関わらず、支払い困難に陥れば取引先・近所に徹底的に嫌がらせをしてきます。
直接取引先に迷惑が掛からなかったとしても噂は想像以上に素早く伝達するもので、いずれは闇金融から融資を受けていることが知れてしまうでしょう。
平成25年4月の暴対法改正に伴い、これまで以上に反社会的勢力との繋がりが問題視されるようになりました。
芸能界でも島田紳助氏の暴力団関係者が炎上し、引退を余儀なくされたのは記憶に新しいでしょう。
特にコンプライアンスを重要視する大手企業は闇金から融資を受けている下請け会社をどう見るだろうか?
反社会的勢力と付き合いがある会社との取引は取りやめると言われても反論できないですよね。
本来、反社会的勢力に頼らずとも資金調達できるのがファクタリングです、会社選びには細心の注意を払いましょう。