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知っておきたい!悪徳業者手口

摘発される違法業者

ファクタリングは、ここ数年で大きく発展した新しい資金調達方法です。
日々進化を遂げているものの、債権売買取引は貸金業法に抵触しないことから新規参入者が多く、中にはよからぬ方法で不当に利益を得る悪徳業者も存在しています。

当ページでは悪徳業者のよくある手口や見分け方ご紹介いたしますので、被害に遭わないためにもご利用前に是非一読ください。

よくある手口1~低手数料での勧誘

ジャンプを提案する悪徳ファクタリング会社

2社間ファクタリングは10〜20%が手数料相場ですが、悪徳会社は著しく低い手数料(1~5%)で契約を誘引します。
当然、コストとリスクを考えれば当該手数料でファクタリングができるはずがありませんので、明らかな誇大広告に当たります。

なお、広告から申し込みがあった企業に対して買取可否の審査を行いますが、悪徳会社の多くは実際に審査をしません。(一般的には帝国データバンクやJICCから顧客信用を確認し、売掛先の財務状況を確認します。
その後、如何にも正式に審査をした体でコンタクトを取り、何かと理由を付けて手数料アップを打診します。(「他社であれば断られる可能性が高いが弊社であれば買い取れる」などとのセールストークが入った場合は要注意です。)

さらに、切羽詰まった状況では「仕方がない」と妥協してしまうラインの手数料(20~30%)を提示してくるという点も特徴的です。

よくある手口2~費用の上乗せ

手数料アップを企てる悪徳業者

手数料アップのみならず、悪徳業者はあの手この手で金銭を搾取しようとします。
具体的には「保証料」「登記手数料」「出張費」「交通費」「審査手数料」など、実際には負担していないにも拘わらず、上乗せして請求されるケースがありますので要注意です。

80万円が振り込まれる約束だったのに、ありとあらゆる手数料を引かれて最終的に振り込まれたのは50万円であった、という被害も報告されています。
さらに、経営状況が芳しくない企業に対して「ジャンプ」を提案し、分割手数料を得るという手口も多く使われています。
このような請求をされては、キャッシュフロー改善など到底不可能です。

よくある手口3~無茶な取立て

申込時こそ紳士的なふるまいですが、支払いの遅れがあった際に無茶な方法で回収を図るというのも悪徳業者の特徴です。

「重要な取引先への通知をほのめかす」「保証人を用意するよう促される(金銭消費貸借契約への切り替え)」などの違法行為の他、「大量の出前を頼まれた」「近隣住民への迷惑行為」「従業員に悪評を流される」等の明らかな嫌がらせ行為も報告されております。

万が一悪徳業者を利用してしまった場合、直ぐに契約を解除する(すぐに受け取った金銭を返す)・悪質な行為に対しては警察に相談する等で対応しましょう。

元ファクタリング会社役員イメージ

悪徳業者はあの手この手で不当に利益を得ようと企てています。
少しでもおかしいと感じた場合、契約を中止する・然るべき機関に相談する等の対応を講じてください。

悪徳会社の見分け方

怪しい雰囲気のオフィスビル

ファクタリングは大手金融機関系から民間企業まで、今や100以上のファクタリング会社やサービスがひしめきあう一大市場です。
それにも拘わらず、開業にあたって特別な許可や認可は必要なく、誰でも簡単に参入することができてしまうため、常に一定数の悪徳業者が紛れ込んでしまっているという現状があります。

自分の身をしっかりと守る・被害やトラブルを未然に防ぐという意味でも、悪徳業者と有料サービスの見分け方を知っておくと良いでしょう。

特徴その1~携帯電話だけでのやり取り

ファクタリングには「オンライン型」「対面型」など様々なサービスがあります。
ファクタリング会社の多くは、利用前に事前面談を実施し、利用企業の財務状況だけではなく、利用者の人柄・ファクタリングによって改善を図ることができるのか等をしっかりとヒアリングするのが一般的です。(ファクタリングはファクタリング会社側にも大きなリスクが伴う取引であり、様々なリスクヘッジを経なければならないため)

それにも拘わらず、利用者に会おうとしないばかりかやり取りは担当者が持つ携帯電話のみ…であれば、同ファクタリング会社には悪徳業者の可能性があります。
スピードを重視するために面談を省略しているファクタリング会社はありますが、顔を見られたくない・事務所を転々としているという会社の場合は頑なに会おうとはしません。
特別な事情も無く面談を断るファクタリング会社は要注意です。

特徴その2~事務所所在地が不明

そもそもファクタリング会社自体が架空のものである可能性もあります。
HPに記載されている所在地を検索してみる・実際に所在地に足を運んでみる・テナントに問い合わせる等で、実在しているかどうかを確認するようにしてください。

レンタルオフィスだからといって悪徳業者とは限りませんが、実体を伴っていない物件(部屋が1畳しかない、マンションの一室等)であれば注意が必要でしょう。
なお、HP掲載の電話番号が03や0120といった固定電話であっても、クラウド転送サービスを利用すればオフィスや自宅、電話機すら不要でこれら固定電話番号を取得することができます。
固定電話だから安心という訳ではありませんので、過信は禁物です。

特徴その3~口座情報が個人名

暴力団対策法の強化や犯罪収益移転防止法の設立等によって、犯罪組織はもちろんのこと、一般企業であっても銀行口座の開設が年々難しくなっています。
特に事業を始めたばかりの個人事業主や設立したばかりの会社は口座開設が難しく、メガバンクや大手地方銀行では拒否される可能性が高いです。

そのため、悪徳ファクタリング会社は個人名義や他法人・事業名の買取口座を使用するケースが多く見られます。
口座名義をしっかりと確認し、名義が異なる又は怪しい点がある等の場合はすぐに取引を中止するようにしてください。

また、楽天銀行やジャパンネット銀行の場合は審査が非常に緩く、実体が無いペーパーカンパニーでも簡単に口座を作れてしまいますので、できればメガバンク口座や大手地方銀行など、主要な金融機関の口座の使用が望ましいでしょう。
さらに、悪徳業者は凍結のリスクを避けるために契約直前まで口座情報を開示しないケースがありますので、振込先を中々教えてもらえない場合も注意が必要と言えます。

事前の評判確認は必ず実施

評価をする利用者イメージ

「利用者の声」は非常に参考になります。
利用前に会社名やサービス名称で検索を掛けてみるのは基本中の基本ではありますが、悪徳業者の情報はすぐにネットに出回りますので、簡単ながらパフォーマンスの高い対策です。

元アドバイザーイメージ画像

ただし、掲示板の情報には信ぴょう性の低い情報も混じっているため、嘘か本当かをしっかりと見極める必要があります。

また、運営歴でファクタリング会社を選ぶという手もあります。
悪徳業者の多くは新規開業と廃業を繰り返しており、一定の運営歴は優良な経営を実施してきた証になるためです。

さらに、大手ファクタリング会社が必ずしも優良業者とは限りませんが、悪徳業者の可能性はグッと低くなりますし、掲示板での口コミも潤沢なため比較・検討がしやすいと言えます。
したがって、悪徳業者を避けるという点においては「事業規模で選ぶ」というのも一つの手です。
トラブルに巻き込まれる・悪徳業者の被害に遭うのを防ぐためにも、悪徳業者の利用は絶対に避けましょう。