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ファクタリング審査で参照する情報

審査で照会される項目とは?

ファクタリング審査で”売掛先企業の信頼性"が重視されることは「審査のポイント」で解説した通りですが、具体的にはどのような情報を基に信頼性を判断しているのでしょうか。
このページでは、ファクタリング会社の実務レベルにおける審査材料を紹介しますので、現在お持ちの売掛債権(取引先)と照らし合わせながら一読いただけたらと思います。

①登記情報提供サービス

登記情報は一般財団法人民事法務協会が運営する「登記情報提供サービス」にて、何人でも紹介することができます。
ファクタリング審査においては必ず確認される事項で、ファクタリング利用者・取引先の両方をチェックされます。
また、登記情報と一口に言っても、次の4項目に分類されており、それぞれ確認ポイントが異なっています。

提供される登記情報

①不動産登記情報
②商業・法人登記情報
③動産譲渡登記情報
④債権譲渡登記情報

ファクタリング利用者

主に「②商業・法人登記情報」と「④債権譲渡登記情報」の2つがチェックポイントとなります。

商業・法人登記情報は、代表者名・所在地などが申込み内容と相違ないか、会社が間違いなく実在しているかの確認に用いられます。
債権譲渡登記情報は、売掛債権が既に他ファクタリング会社へ譲渡されていないかを確認する目的で参照されます。
もしも既に他社から登記を打たれていれば、二重譲渡を企んでいる可能性が高く、買取を拒否するか詳しい事情を聞かれることになります。

取引先(売掛先)

売掛先に関しては「②商業・法人登記情報」の資本金部分が主な確認項目になります。
資本金が全てではないものの、企業規模や支払い能力を判断するのには最適な材料であり、資本力があるに越したことはありません。
売掛債務を履行するだけの資本体力があるかどうかがポイントになります。

②帝国データバンク

株式会社帝国データバンクは、全国80箇所以上の拠点を持ち、調査員1,700名を超える規模を誇る企業専門の信用調査会社です。
決算書や事業内容、銀行残高、借り入れ状況等の経営状況を主に調査を行い、それらをスコアリングし「評価(100点満点)」をつけています。

信用度評価の内訳
業歴 1〜5点
資本構成 0〜12点
規模 2〜19点
損益 0〜10点
資本現況 0〜20点
経営者 1〜15点
企業活力 4〜19点
信用度ランク
Aランク 86〜100点
Bランク 66〜85点
Cランク 51〜65点
Dランク 36〜50点
Eランク 35点以下

ファクタリングでは、売掛先の信用調査(売掛金支払いの確実性確認)に用いられることが多いでしょう。
正直なところ、多くのファクタリング会社は細かな決算数字まではみていません。
これはファクタリング会社毎に判断がわかれる部分ではありますが、中小企業であればCランク以上(51点以上)であれば問題なしと考えて良いでしょう。
ただし、40点を下回ると売掛回収での焦げ付きを懸念し、ファクタリング手数料が割高になるなど影響がでる可能性は否めません。

また、そもそも帝国データバンクに登録をしていない(調査を拒否した)企業も少なくないため、点数に対する判断基準ははあくまでも参考程度と理解いただけたらと思います。

③東京商工リサーチ

株式会社東京商工リサーチは、国内第二位の信用調査会社(1位は前述した帝国データバンク)であり、国内400万件以上の会社情報を所持しています。
帝国データバンクに登録されていない企業を調べるときや帝国データバンクで提示されたスコアでは判断に迷う場合など、バックアップ的な目的で使われるケースが多いでしょう。
なお、照会に掛かる費用は概ね同額なためコスト的な優劣はほとんどありません。

最後は「人柄」を評価

ファクタリング審査で参照する情報は以上の3点が主です。
照会に慣れたファクタリング会社スタッフであれば、1時間もあれば全てのデータを照合し、ある程度の"答え"が出ます。
そこに利用者から提出された請求書や銀行通帳などのエビデンスを加えて総合的に判断します。

私がこのようなことを言うのもおかしいですが、どれだけ審査経験があっても100%正しい答えを出すのは困難です。
そもそも財務状況がクリアでなんの問題もない会社がファクタリングを利用するケースは稀で、ほとんどの利用会社は何らかの問題を抱えています。
そのため、最後は"データ"だけでなく、経営者の人柄や社風を見て判断していました。

次の記事は審査スタッフの心象を良くするポイントまとめた内容です。
「そんなことで?」と感じるかもしれませんが相手は人間です、最後は人柄や印象が影響していることも少なくないのです。