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運営歴は重要な判断基準

東京駅の街並み

ファクタリングに限らず「◯◯年の歴史」「老舗」「元祖」といったキャッチフレーズに弱い方は多いのではないでしょうか。
「歴史があるからといって優良企業とは限らない」とお考えの方ももちろんいらっしゃると思いますが、金融業界に限って言えば、運営歴でサービスを選ぶという行為はあながち間違ってはいません。

金融機関と企業の付き合いは数十年以上に及ぶことも珍しくはなく、信頼関係の上で成り立っている商取引だと言えるためです。
特に、ファクタリングは中小企業の資金調達方法として利用されるようになったのが最近ということもあり、運営歴に関しては非常に重要な項目と言えます。
当ページでは、ファクタリング会社を選ぶ上で運営期間や実績が重要なウエイトを占めている理由についてご紹介してまいります。

運営歴は信頼の証

一般的に運営歴は長ければ長いほど、安定した経営を続けており信頼度が高いと考えて良いでしょう。
2015年頃から現在に至るまでに数多くの企業がファクタリング業界に参入しましたが、おそらく現在に残っている企業がわずか半分程度です。

中でも悪徳業者は違法な手口や評判を顧みない強引な契約が多く見られるため、特に短期運営となりやすいと言って差し支えないでしょう。
また、運営歴の長い企業は「資本力」「実績」に秀でている傾向があります。

資本力が高ければより資金調達の幅が広がり、余裕を持って資金繰りを図ることが可能となりますし、実績があればあるほど、より的確なアドバイス・サポートを受けることができます。

元ファクタリング会社役員イメージ

スピーディに取引を進める上でも実績は重要です。
また、規模が大きい企業の会社の方がコンプライアンスやプライバシーポリシーがよりしっかりとなされている印象です。

何年経っていれば安心?

では、具体的に運営歴が何年あれば安心と言えるのでしょうか。
もちろん一概には言えませんが、当サイトでは「運営歴3年以上」のファクタリング会社を選ぶことを推奨しています。
開業当所はノウハウが少ないため対応に手間取ったり、イレギュラーなケースに対応できなかったりする場合があるためです。

また、売掛金という重要な資産を託す訳ですから、やはり実績の豊富なファクタリング会社に依頼をした方が安心なのは言うまでもないでしょう。
なお、以前は群雄割拠であったファクタリング業界ですが、粗悪な業者が淘汰されたこともあり、現在残っているファクタリング会社の殆どは当該基準を満たしていると言えます。
したがって、現在は「念のために確認しておく」くらいで問題ありません。

新参会社の中にも有力株アリ

張り切る若いビジネスマン

もちろん、新しいファクタリング会社が全てダメというわけではありません。
近年では大企業がファクタリングサービスに参入するケースもあり、「運営歴が長い=信頼できる」という方程式は成り立たなくなりつつあります。
また、ファクタリングサービスが細分化されているという点も、運営履歴だけでは測れない要因の1つです。

例えば、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨今では「非対面型(オンライン型)」のファクタリングサービスの人気が高まっています。
さらに「医療ファクタリング専門」「介護サービスに特化」といったように債権の種類で専門性を高める、もしくは「高額債権向け」「少額債権に特化」といったように債権の金額で差別化を図るといった傾向も見られます。

運営歴の過信はNG

運営歴で一定の信頼性を測れることは間違いありませんが、ファクタリングサービスが細分化したことや大手企業が参入している事実を鑑みると、運営期間だけでファクタリング会社を選ぶ時代ではなくなっているとも考えられます。

また、如何にすばらしい運営歴・買取実績を有していたとしても、サービス自体がミスマッチであれば本末転倒です。
運営歴だけを過信するのではなく、サービスの概要やスピード、実際の対応等を見てから総合的に判断すると良いでしょう。

元アドバイザーイメージ画像

経済産業省が2026年を目処に約束手形を廃止するという方針を打ち出したことで、手形割引を業として営んできた企業がファクタリングへと流れ込む可能性が大いに考えられます。
単純な会社設立年月日だけでなく、ファクタリング業もしくは前進となる手形割引や金融サービスなど基盤となる歴史があるか否かも確認するようにしてください。