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税金未納でも早期化できました!

税金未納で融資を断られた介護施設
調達金額 400万円
取引手法 3社間(介護報酬)
売掛金 450万円
年商 9,000万円
従業員数 20人

老人ホームを経営しており介護士20人を雇用しています。
介護の患者負担は1-2割となり、残りは国保から支払われることになりますが、支払いサイクルは最大50日遅れとなり中小の介護施設では度々資金繰りが厳しくなる場面があります。
もともと人件費割合が高く支払いは早いのに収入はタイムラグがあるという経営状態で、銀行からも度々繋ぎ融資を受けていました。

実は今回も銀行からの融資をあてにして担当者に相談を持ちかけていたのですが、審査の段階で税金の未納分を指摘され納付しない限り融資は実行できないと言われてしまいました。
もちろん払えるものなら今すぐ支払いたいと思いながらも滞納を繰り返していたのも事実でした。

滞納があると金融機関からの融資は難しい、そこで利用したのがファクタリングです。
25日の給料支払日までにまとまってキャッシュを用意しなければならず、実質1週間の余裕しか残されていませんでした。

複数社に問い合わせた中で、手数料は3%〜5%で最短3日後に入金可能という感じで入金スピードが早いところは手数料も若干高めに設定されている印象でした。
判断が遅れた私の責任もありますが、時間との勝負だったので3日後の入金を約束してくれた会社と契約を結びました。
滞納があったことを事前に話したところ、税務署と掛けあってくれて分割による納付を約束することでファクタリングによる入金があっても口座差し押さえを行わないことを約束してもらいました。

入金も問題なく、なんとか今月は乗り切ったものの再来月の入金を先食いしたことには変らず、決して経営状態が改善したとは言えません。
従業員達の給料も決して高くないのに頑張って仕事をしてくれているし、入居者のご老人達もこの施設を気に入ってくれてます。

せっかくファクタリングにより破綻を免れたのだからこれをチャンスと捉えて根本的な回復を考えなくてはなりませんね。
今後も介護報酬は容赦なくマイナス改定されるでしょうし、運営効率を上げる方法を検討していきます。

医療・介護・調剤・歯科等の医療報酬は債務者が行政なため、回収リスクはありません。
また、債権譲渡通知が可能で3社間ファクタリングが成り立つので手数料も一桁%と低く設定されています。