長距離運送参入の糸口に

調達金額 | 900万円 |
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取引手法 | 3社間 |
売掛金 | 1,000万円 |
年商 | 1億2,000万円 |
従業員数 | 16人 |
4トン 10台、2トン 10台で短距離〜中距離の運送業者でしたが主要取引先様から東京⇔宮崎の長距離便の依頼がありました。
どうやら既存で依頼している運送屋の運賃が日々上がっており、「他の競合を探している。」というものでした。
もちろん会社規模を一気に拡大できる絶好の機会でしたが、大型免許を持つ人材と10トン車の手配が必要であったり4トンに比べると大型は利益率が低いのも事実です。
しかし、これをキッカケに大型を増車していければ大企業からの受注が増え経営の安定化に繋がります。
ここは清水の舞台から飛び降りる覚悟で大型車3台の導入を決意しました。
車両ローンは銀行融資を受けられそうですが、頭金が必要ということになり素早く現金を入手できるファクタリングを選択しました。
全く現金が無かった訳ではありませんが、人員のリクルートや車両整備、燃料高騰など不測の事態に備えてある程度のキャッシュは手元に残したいと考えました。
長距離導入の提案をしてきた取引先に経営の状況を打ち明け、ファクタリングを検討していることを打診すると上司の方と掛けあっていただき債権譲渡を承認していただくことができました。
結果、3社間ファクタリングが実現でき2社間に比べると調達コストも圧倒的に抑えることができました。
取引を初めてから1年が経ちますが「運送中の破損や紛失が減った」「到着遅れも殆ど無い」と私達の対応や仕事ぶりを高く評価していただいています。
全4社の運送屋と契約されているようですが、こちら側が対応可能なら当社の比率を上げてもいいとお話をいただくようになり、+3台の大型増車を進めているところです。
ファクタリングを利用したことで、チャンスを形にできた成功例だと思っています。
運送業は人件費比率が高く、車両維持コスト・燃料費など突発的な出費がある職種でイザという時にファクタリングを選択する方が増えています。
この事例の様に取引先様が柔軟な場合は手数料が圧倒的に安い3社間契約を推奨します。